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両親を見ていて、すごく仲が良かったんです

横山家庭

今回は、名古屋市にお住いの横山リュウト・イズミさん夫妻(仮名)。小学校2年生の長男を筆頭に長女、次男と3人のお子さんを持つ5人家族です。

いや、くじけましたよ!

:簡単に自己紹介をお願いします。

:今、38歳です。名古屋で生まれ、親の仕事で幼少期を香港で育ちました。
大学はアメリカで産業デザインやマネジメントを学び、現在は日本の企業に勤めています。

:夫の二つ下。東京の世田谷で育ちました。兄弟4人の末っ子。小2の時に父が倒れ。看護師になろうと学校に通い、病院に勤めました。
2008年7月に祝福結婚を受けて、まもなく家庭出発。2009年に一人目が生まれて、そこからは育児一本で、2012年、2015と次々に下の子も生まれました。

:旦那さんはすぐには良いお相手に巡り会えなかったそうで、何回か祝福にチャレンジしたそうですが、どうしてくじけずに何回もチャレンジできたんですか?

:いや、くじけましたよ。かなり、くじけましたよ。(笑)
途中で、もういいかなとも思って。祝福結婚じゃなくても相手は見つけられる! とか思ったんですけど、親が喜んでくれるのが祝福結婚だと思っていて。
結婚って自分たちだけの話じゃなくて、親とか親戚も関わってくるし。
親同士が知り合い同士であるとか、いろいろな観点で祝福結婚がいいなと思っていました。
親のためにということと、価値観のこともあるかな。
例えば、僕と妻の間で、浮気するっていう選択肢は全くないわけですよ。もしかしたら彼女にはあるのかもしれないけど。(笑)
そういう、共通の価値観があるというのがとても素晴らしいと思っていて。世の中の人は浮気するのが珍しくなかったり。でも僕らは倫理観が明確だから、すぐに深い話ができるところは日々の生活でもすごく役に立ちます。

苦労があって、この人の良さが分かった

:奥様は、旦那さんをどんいうふうに見ていらっしゃるのかな?

:実は私もなかなか相手が決まらず、ちょっとノイローゼっぽくなっていたんですけれど。とにかく候補の方に前向きに会って行こうって進めていたんです。それで彼に出会って。
結婚前に彼と私に面接をしてくれた人が、「あなたと彼の話は全然違うね! 彼はすっごいポジティブだったよ!」っていう話をしてくれたんです。私は色々なことをウジウジと考えていたんですが、彼は前しか見ていない人で、すごく明るかったんです。「ああ、この人とならうまくやっていけるかなあ」って思ったんです。
いろいろ苦労があったから、この人の良さが分かった……という部分もあったと思います。神様ってうまく出会わせてくれるんだなって。

:そうだよね、今までのことは何かしら自分の糧にはなっていると思うよね。

:そんな祝福結婚の準備を通して、どんな変化がありましたか?

:年齢を重ねてだんだん、夫婦って男女の前に人間関係だよねっていうことがわかってきて、その上で祝福結婚、結婚って何なのかを考えていきましたよね。

:そうですよね、若い時ってまだ実感がわかないからね。

:20代後半ぐらいになるとようやく、引っ越しとか、生活費がいくらかかるっていうお金のこととか、具体的に話せますよね。
彼女とは、しっかりと人間関係が築けて、話ができて、頼れるしっかりした女性だなっていう感覚がありましたね。

祝福を受けると両親みたいに仲良くなれる

:お話聞いていると、やっぱり大変だった印象が強いんですが、それでもどうして祝福結婚をしようと思われたんでしょうねえ。

:両親の仲が良く、それを見て育っているので、祝福結婚は自分の中ではポジティブな選択肢だったんですね。多分、彼女も同じだと思うんですけど。

:そう、自分の両親を見ていて、受けたいなって。

:祝福を受けたらあんな風に仲良くなれるんだ。それならいいなって。どこか、考え方の中に残っているんですよね。いろんな道を外したとしても、祝福は受けたいっていう。
あと僕は、親が紹介した人としか会わないって決めていたんですが、そうすると親と話すことになるので、そうしたらちゃんとした関係になるかなって思って。
僕はもしかすると、香港で育ったので、一般的な日本での教育を受けた人より、何でもかんでもポジティブに育ったのかもしれないですね。(笑)

:家庭をスタートして、旦那さんはどんな存在ですか?

:本当にポジティブ! 優しくて、子供にもイライラしたりしない。強い口調で怒ったりは絶対にしないんですよね。それはとてもありがたいことですし、子供達も安心できる。私は結構怒っちゃうんですけど、子供たちと心から一緒になって遊んでくれて、とにかく安心感がありますね。朝とか休日とか、パパが一緒にいるときは子供達もすごく嬉しそうで。そういう時間を持ってくれるので、すごくありがたいです。

:と言いつつも、ぶつかることはないんですか?

:最初はあったよね。僕が寝てて目を覚ますと、妻が台所で寝ていたり。(笑)

:そうですねえ。彼と違って、うちは親から割と厳しく、あれはダメ、これはダメって育てられたので、彼と正反対の環境でしたよね。

すぐ切れないで話し合おう!

:違うところがあるのはお互いによく分かっていて、それを結婚前にしっかり話してました。大切に育てたいという意識もお互いにあったので。違いを認めつつ、どう受け入れるかということを、この7〜8年でお互いに少しずつ学んだと思います。
最初は、びっくりした! みたいなのがあったと思うけど。びっくりして拒絶するのではなくて、それを受け入れる方法とか、いい具合に聞き流すとか(笑)そういう方法は結構あると思うんですよね。

:大変だったことはなかったんですか?

:どうだろう? あんまない気がするんですけどね。

:最初の頃は、やっぱりケンカして「どうしてすぐキレるんだ?」とか、私に言ってましたよね、いろいろと。「すぐキレないで話し合おう」って。

:話をするように、すごくしていましたね。どう思っているかわからないじゃないですか。こっちもできるだけ言うようにするし、彼女もちゃんと言わないんですよ、キレて。
でも、態度でわかるから「キレてるんなら言えよ」「キレてないわよ」って怒るんで「それやめなよ」っていうような話はよくしていましたね。
ケンカしてもすぐに仲直りするようにっていうルールを作っておいて。お互いに言い合えるようにしておいて・・・だってわからないんですもん、相手が何考えているか。

:そうですね。(笑)

妻の相談相手は両親。僕の相談相手は妻。

:でも、ルールを決めておくって、できそうでできないことなんじゃないですか? 難しくなかったですか?

:うーん、子供もいるからね。

:そうだね、子供がいるから話をするっていうのもあるね。

:自分の親に相談しても、親が「彼はこんな風に考えているんじゃない」って教えてくれたり、彼のご実家に行った時の雰囲気を思い出して「ああ、彼はあんな環境で、こんな風に考えてきたのかしら」と彼の生い立ちを思うと、彼もいろいろ苦労してきたんだなって思って。彼のことを受け入れる事ができたりして……
彼のご両親ともけっこうお話しをして、それも彼を理解する要素になっていると思います。

:では、相談する相手がしっかり居るんだ。

:彼女は居ますけど。僕の相談相手は彼女です。(笑)
夫婦関係のことは人に相談しないなあ。妻に直接話しちゃうから。(笑)

:そうだねえ。(笑)

ご夫婦のお話を聞いていると、香港とアメリカで育った旦那さんが徹底的に話をする。コミュニケーションを取ることで、相手が何を考えてどう感じているかを分かり合おうとする方であり、それがとても重要で、リラックスできる空気を作ることを感じました。そして、父母の仲が良い事が、子供に大きな影響を与えるのだなと感じるお二人でした。

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