ファミリースナップ

Family Snap

ファミリー文化で地域の絆づくり

赤羽家庭教会

2018.10.28に東京都北区赤羽にある「赤羽家庭教会」で開催された『地域の絆を深める2018孝情赤羽秋祭り』の様子の紹介、後篇です。教会の地域への社会貢献を考える機会になりました。

<地域の反応・・・>

教会長:
2年ごとに町内で行われる神社主催のお祭りがありますが、その際にも協力してほしいという要請があって、8人から10人の壮年・青年が教会からお手伝いで参加しています。
来年区議に立候補する予定の元区議の娘さんが来てくれたり、元川口市議をお呼びしたり、議員の皆さんともお祭りを通して良い協力関係が作られています。
このような交流をつうじて、町内での良い関係が築けています。

今回お祭りをやるということで、その神社からご祝儀をいただいたり、お隣のお店のおかみさんがご祝儀をくれたり、そんな交流も生まれています。
日本人は「お祭り」と呼ばれるイベントに対しては地域が協力しようと思う風土があるのかもしれませんね。」

なるほど。日本では「お祭り」というしつらえが地域社会に馴染みやすくて良いのだなということは、参加してみてとても感じられました。
識者の方々も『お祭りが盛大に執り行われておめでとうございます!』と、ごく自然に喜ばしく祝辞を述べてくださっていたのが印象的です。

教会の信徒の方以外をお誘いするときも、「大会」だとちょっと仰々しいなと感じる場合、まず「お祭りに来ませんか?」と言えれば、お誘いし易く、関係を作り始める良い機会にできますね。

<最初はスペースが小さすぎかなと心配でした>

お祭りをやろうと言い出したのは、やはり教会長だったのですか?

教会長:
「はい。前の教会でもやっていたので、この教会でも、この地にあったお祭りをやりたいなと思っていました。
赤羽教家庭会では、もともと、中高生が夏に教会の建物の中で細々とお祭りみたいなことをやっていたので、それを地域に広げていこうということで始めました。

前の教会に比べて駐車場が小さいので、ここでは無理かなあという不安がありましたが、一か八かやってみようと実施しました。
やってみた後のみんなの感想が「やってよかった!」という喜びの反応が多くて。
『とても素晴らしいもの』になってはいなかったかもしれないけれど、教会のみんなもそうだし、地域の皆さんに対しても良い影響を与えられた実感があったのです。」

お祭りの会場を拝見すると、そのような感触を皆さんが得ているだろうことは容易に想像できました。アットホームなとても良い雰囲気でした。「お祭り」という響きが持つ魔法のようなものでしょうか。

<秋祭りになった理由は?>

そういえば、今年はなぜ夏祭りではなく秋祭りになったのですか?

教会長:
「夏のスケジュールがいっぱいだったので、秋にずれこみました。
実は秋もいっぱいだったのですが、この時にやっておかないともうできないかなと思って、やることにしました。」

なるほど。地域とのコミュニケーションの目的を持って、夏祭りに固執しすぎず、夏がダメなら秋にずらすというフレキシビリティー。これ、できるようで、結構できないことですよね。
そしてやはり、お祭り実施の同期が、子供向けに夏休みにやろうなどの自己的な理由というより、地域の方々との絆を大切にするところにあるので、どのような時期であっても実施の意思を持って臨んでおられた中心者の考え方がポイントだったように感じました。

<お祭りに関するその他の工夫など>

教会長:「お祭りの際には、いつも事前にチラシも配っています。」

このチラシには抽選会参加券がついていました。この券を見れば、「ああ抽選会に参加できるのだな」とすぐわかり、初めての人でも参加するよいきっかけになりますね。何か当たるのかな、って。
これは、いろんなイベントでも真似したいグッドアイデアですね。

教会長:
「お祭りは、『子供達が喜ぶために』と、普段教会に来づらい人も参加し易いと思います。実際にそういう方が何人も来てくれています。」

なるほど。お祭りはちょっとご無沙汰している人も、参加し易いかもしれないですね。これもお祭りマジック。

<抽選会には来場者全員が参加!>

12時に始まったお祭りのフィナーレは14時30分からの抽選会。挨拶と抽選会が始まりました。

先述の議員さんお二人も挨拶と、そして、抽選会のくじ引き役としても参加。
楽しそうにみなさんに抽選の景品を渡しておられました。

景品は1等から9等まであり、35家庭に行き渡りました。(同じ家庭内で当選者が複数出た場合は自主的に権利放棄!笑)

最後に、スタッフ参加・お客さん参加の全員で記念写真を撮り、楽しいお祭りの時間が終了しました。

むかし絵本の物語で見たような、困った人がフラッと現れてもすぐ受け入れて親身になって助けてあげる教会、というのは、今の物騒な世の中にあって現実的には難しいのかもしれませんが、このように日本の伝統的な地域文化を取り入れて、教会のある街、近隣地域にも喜んでもらえる活動は大変重要だなと感じた日曜日でした。
現代は企業においても、「CSR」=「企業の社会責任」が問われている時代です。社会における貢献をしっかり見える化していかないと、その企業はそっぽを向かれて社会から消えてゆくしかないというのです。
準備はちょっと大変ですが、楽しく為に生きる教会主催のお祭り。
来年から他の教会でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?

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