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相手を幸せにする為の人生を生きる 前編

奥田家庭

今回は2013年に祝福結婚に参加した奥田スミオさん32歳、ユミさん31歳のご夫婦です。1歳の娘さんがおられ、第2子も間もなく誕生です。

こんな字を書く女性はどんな人だ?

編:スミオさんはユミさんの写真を拝見してどうでしたか?

夫:印象は良かったです。写真も変じゃなかったし。

妻:ははは!

夫:すごく変な方が来たらどうしようか。乗り越えられるだろうかと思ったりしていたのですが、普通の女性で安心しました。笑

教会で自分と同じような活動もしていて、同じ価値観を持って生きてきた人だとわかったので、そういう意味での安心感はありました。

ただ、こんな字を書くのはどんな方なんだろうと思うような字だったので。

妻:私、男性みたいな字を書くんです!

困難な結婚の方が良い

編:ユミさんはどのように祝福結婚にのぞみましたか?

妻:私は2013年に祝福を受けることを目指していたので、それまでに独身者としてやるべきことをやり切ってのぞみたいと思って生活していました。

また、「国を超えたい」という思いがあって、韓国人の旦那さんを希望していました。結婚が簡単ではいけないと思っていたのです。言語や文化背景が違う人と一つになって良い家庭を築くことが夢でした。

しかし、韓国のお相手がなかなか見つからないような状況の中で、ある時「神様、日本人が私の相手ですか!?」と心の中で叫んだら、暗かった部屋にパッと明かりがついて、「そうだ!」という神様の声らしきものも聞こえて。その不思議な出来事で運命の人は日本人ではないかと思い直し、希望届けを日本人に変更したんです。そうしたら次の日の朝に彼が決まったんです!

 

編:では、スミオさんが運命の人だという確信があった?

妻:はい。ですから、会う前からこの人と人生を歩んで行くんだ、という気持ちでした。

 

編:どうして、困難な結婚の方が良いと思うのですか?

妻:やはり、私たちの教えにある「蕩減」という考え方に納得がいっているからだと思います。

それは、超えるべきハードルが高く難しい道を選んだ方が、苦労は多くても後で受ける幸せがはるかに大きい、そう考えていたからなんです。

編:ユミさんはもう根っからの攻めの人生観なんですね!

妻:そうなんです! だから、それが字にも出ちゃう! 笑

初対面から手作りクッキーは重い!

編:お二人が直接会った時はどんな感じでしたか?

妻:彼はとてもソフトな感じで、特に葛藤もなく交流していきました。

私は、この人しかないと思っていたので、断られないように気に入られるようにと、最初に会う時に身なりやメイクもしっかり作り込んでいきました。笑

夫:最初に会った時に、手作りのお菓子のプレゼントをもらったんです。まだお互いを紹介し合う日なのに、最初からプレゼントなんかをもらったら断り難くなる。実は、プレシャーでした。笑

妻:徹夜でクッキーを作って行きました。それほど本気だったんです!

 

編:スミオさんはユミさんとの初対面にどのようにのぞみましたか?

夫: 祝福を受ける希望を出したらトントン拍子で話が進んで、ちょっとびっくりしていたぐらいで、私の方はあまり準備ができていなかったんです。

最初に彼女に会った印象は、まあ、なんだろう。おしとやかなタイプではなかったですね。

妻:ははは!

夫:しっかり自分の考えや意思を持っている人だと感じました。

両親が不仲だったので理想の家庭に憧れた

編:スミオさんは、女性に対する理想像がありましたか?

夫:結婚への願望は強くありました。結婚するなら理想家庭でありたいという思いがあったので、家庭連合の「純潔」と「祝福」というものに魅かれました。

周囲で見聞きする男女の愛の姿には限界を感じ、そこには本当の幸せはないと感じていましたし、自分の両親の姿を見ても理想とはかけ離れていました。

でも、理想の家庭、幸せな家庭というものがどこかにある筈と信じていましたし、本当にあるなら、その幸せをつかみたいと思っていました。

理想の相手というのは・・・おしとやか過ぎず活発過ぎず。でも今となっては、もうちょっと落ち着いていても、いいのかなと。

妻:はははは!

 

夫:自分の母が、常に家の中でよく尽くし、家族の為に生きる人だったので、女性というのはそういうものと思ってきた部分があります。

母は、家庭の中ではなんでもやってくれる人でした。それを妻にも要求するから、おかしくなるんだと思いますが。笑

 

編:では、スミオさんはお母さんとの関係は良かったのですね?

夫:父ほどはひどくないと言う程度です。両親の関係が良くなかったので、その点で母にも思うところがありました。父は子供に無関心な人だったので、私としても何かしら父が恨みになっているのは確かでした。

両親を反面教師として、自分は絶対にこうはならないと考えるようになりました。

だから彼女に対してどうこうというよりも、自分の方で彼女を幸せにする準備ができているのかどうかという葛藤がありました。なので、自分が夫として彼女に何をしてあげられるのかという観点でいつも祈りながら、共に人生を生きる覚悟を固めて行きました。

そして、私が彼女にしてあげられる何かがある、だから、この人と祝福結婚を受けたい。という心の声があり、「自分の幸せを考える以上に、相手を幸せにする為の人生を生きる」という決意のもと、彼女にOKのお返事をしました。

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