コラム

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相手の心を開く質問

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 コミュニケーション能力が高い人は、質問上手です。質問が上手な人と話をすると、話しやすく、心地よく、もっと話をしたいという思いになります。
 質問が上手な人は聴き上手とも言えるでしょう。聴いてあげることの良さや効果をよく分かっています。人は聴くだけで変わることが多くあります。なぜかというと、「口を開くことをは心を開くこと」と言うように、話せば話すほど心が解放されるのです。

自分自身を育む「自己コーチング」

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 前回に引き続きコーチングの話題をもう一ついたします。
 コーチングにもとづいたコミュニケーションは、愛の関係性を育むポイントです。しかし、人を導く前に、まず自分自身を育む生活をしていかなければなりません。「自己コーチング」する生活です。自己コーチングのキーワードを「自己責任」「自己質問」「自家発電」という観点で説明します。

相手を自己実現に導くコーチング

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 人を指導することは、相手を成長させること、できる人に導くこと、言葉を換えれば「自己実現」できるように援助することです。「自己実現」とは、その人が本来持っている能力や可能性を最大限に発揮することです。この自己実現できるように援助することを「コーチング」と言います。

会話を円滑にする5つの秘訣

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 書店のビジネス書のコーナーを見ると、「会話」や「伝え方」を扱った書籍が多くあります。会話上手になるかは、たくさんの人の関心事であることが分かります。「会話力」に優れている人とのコミュニケーションは心地よいものです。今回は、円滑な会話をするための秘訣をいくつか紹介します。

人間関係の基本は「挨拶」から

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 コミュニケーションの出発、基本となるものはなんでしょうか? 家庭や学校、職場、地域など、どこでも人間関係は「挨拶」から始まります。ビジネスでも、日常生活でも、人と人との出会いで最初に交わされるのが挨拶です。縁や出会いといった視点から考えると、挨拶が自分の人生や会社の行く先を大きく変える力を持っているということです。

相手を喜ばせる「感動の方程式」

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 皆さん、最近感動したのはいつですか? よく感動するタイプの人もいれば、自分はあまり感動しないタイプの人もいます。山登りをして山頂から見下ろした時、心から感激する人がいれば感動の薄い人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか?

心に届く言葉

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 「子供は親の言ったとおりに育つのではなく、親が行なったとおりに育つ」。親が子供に言い聞かせる場合、親の言っていることとやっていることが一致していれば、子供は自然と聞くようになるものです。しかし、親が実体を伴わない言葉をいくら繰り返しても、子供は一向に聞くようにはなりません。
 「やってみて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」。山本五十六の言葉にもあるとおり、人の心に届く言葉には「言行一致」の態度が何よりも重要なのです。

笑顔が喜びを運んでくる

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 人間関係のトラブルは、イライラ、カリカリする「怒り」が根底にあります。その心の中にある「イライラ虫」を退治する方法が「笑い」であり、「笑顔」なのです。私たちは笑顔をつくっていると、自然に楽しい気分や嬉しい感情がわいてくるものです。

コミュニケーションに大切な声のエネルギーとバランス

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 声に対する好感度は何によって決定されるのでしょうか? これは二つの要素があります。一つは「声のエネルギー」、もう一つは「声のバランス」です。声が大きいというのは一つのエネルギーです。しかし、声を大きく自信をもって話しても、押しつけがましかったり、悪意に満ちていたりすると、嫌悪感を抱くものです。これは「声のバランス」が悪いために生じることです。

相手の心に届くメッセージ

幸福度がアップする家族のコミュニケーション講座
阿部美樹

 人は誰もが自分の存在や行動が他人にどのように影響を与えているか気になっています。本心では他人が喜んでくれること、感謝してくれることを望んでいます。だからこそ、Iメッセージを通して、それが確認できたときは自分の存在価値を再認識することができ、非常にうれしく、心に届きやすくなります。相手が誰であっても、心に届く表現をしていければ「信頼関係」は築いていけるのです。