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「信者の人権を守る二世の会」第3回公開シンポジウムにおける 鈴木エイト氏「どうでもいい」発言について

プレスリリース

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 2023年7月30日、東京都内で開催された「信者の人権を守る二世の会(代表:小嶌希晶さん)」主催の第3回公開シンポジウムにおいて、鈴木エイト氏が取材申請をして参加していました。同会に取材したところ、家庭連合の信徒である後藤徹さんが家庭連合の信仰を理由に12年5か月間拉致監禁された事実を、テレビ番組内でエイト氏が「引きこもり」と表現したことについて、パネリストの一人である福田ますみ氏よりコメントを求められたところ、エイト氏は「どうでもいいです」と発言しました。

「信者の人権を守る二世の会」ホームページ

 12年5か月にもわたる拉致監禁被害を「どうでもいい」と言い放つエイト氏の態度からは、裁判でも認定された後藤さんに対する人権侵害を極めて軽視している様子が伺えます。昨年7月以降、エイト氏は「旧統一教会の専門家」として、テレビのワイドショーをはじめSNSや書籍などあらゆる機会を見つけて当法人を徹底的に批判してきましたが、エイト氏本人の人権感覚は極めて疑わしいと言わざるを得ません。

拉致監禁・強制改宗の問題は、決して「どうでもいい」ことではありません
 「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」代表も務めておられる後藤徹さんは、親族らによって1995年9月から12年5か月にわたって都内のマンションなどに拉致監禁され、脱会屋や反対するキリスト教牧師などから脱会説得を受けました。自力では脱出できない環境下で12年5か月間、心身の苦痛を受け続けた後藤さんは、拉致監禁から解放されたのち、警察に拉致監禁の被害を訴えましたが、嫌疑不十分を理由に不起訴に。そこで、拉致監禁を実行した親族と、それを教唆した脱会屋らに対して民事訴訟を起こしました。裁判では、最高裁まで争った末に勝訴が確定(2015年9月)し、後藤さんは総額およそ2,200万円の損害賠償を勝ち取りました。

 家庭連合(旧統一教会)の信徒に対する拉致監禁・強制改宗は約50年間にわたって行われ、全体の被害者数は約4,300人に上りますが、この事実は現在に至るまで日本の主要メディアからは黙殺され続けています。当法人は、拉致監禁・強制改宗は重大な人権侵害であり、日本における信教の自由の危機であると長年にわたって訴えてきました。

以下に同シンポジウムでのエイト氏のコメント部分の動画を掲載します。
(出典:信者の人権を守る二世の会)


 また、後藤さんは今回の鈴木エイト氏の発言について「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」のホームページにコメントを掲載しておられます。以下にその一部を紹介します。


「(前略)私は31歳から44歳までの12年5カ月間、東京都杉並区荻窪などのマンションに監禁され、憲法で保障されたあらゆる自由が奪われました。あの狭いマンションの一室で、時に10人もの人間に取り囲まれ、来る日も来る日も脱会強要を受けた経験、屈辱は今、思い出しても身震いします。

(中略)

 鈴木エイト氏にもはや人権を語る資格はないと考えます。

  当会代表 後藤徹」


「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」ホームページ

 

以上