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「間違いだらけの『マインド・コントロール』論:紀藤正樹弁護士への反論と正しい理解(賢仁舎)」発売中

プレスリリース

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 現在、『間違いだらけの『マインド・コントロール』論:紀藤正樹弁護士への反論と正しい理解』(賢仁舎、税込1,320円)が発売されています。昨年から、当法人に関わる様々な報道や書籍、さらには国会の政策決定の議論においても、「マインド・コントロール」理論が盛んに語られてきました。この「マインド・コントロール」論について、長年研究テーマとして取り組んできたのが、著者の魚谷俊輔氏(当法人友好団体のUPF-Japan事務総長)です。

 

 「マインド・コントロール」論は、科学的にも否定され、アメリカや日本の法廷でも否定された言説です。しかし、残念ながら『マインド・コントロール』を著述した紀藤正樹弁護士をはじめとして、未だに多くの人がその事実に触れず、「マインド・コントロール」論を家庭連合と結び付けて批判的に用いています。本書では、紀藤弁護士の著書の問題点をエビデンスに基づいて批判しつつ、「マインド・コントロール」論の問題点を浮き彫りにしています。

 

 また、本書の後半半分では、イギリスの宗教社会学者であるアイリーン・バーカー博士が書いた宗教社会学の古典的名書『ムーニーの成り立ち』という本を紹介し、解説しています。

 

 この本は、バーカー博士が1970年代にイギリスの家庭連合(旧統一教会)を精緻な取材で客観的に分析し、家庭連合の伝道方法が“洗脳”か“個人の選択”であるかを見出そうとした研究を取り上げたものです。この本の中で博士は、“洗脳”ではなく“個人の選択”であると明確に結論付けています。科学的な手法による新宗教研究の知見から「マインド・コントロール」論を考察し、大変興味深い内容になっています。

 

Amazonや、光言社オンラインショップなどで購入できますので、ぜひご一読ください。

 

目次
第一章 “救済新法”に紛れ込んだ「マインド・コントロール」言説
第二章 紀藤弁護士の『マインド・コントロール』を読む
第三章 「青春を返せ」裁判と拉致監禁・強制改宗の関係
第四章 『ムーニーの成り立ち:洗脳か選択か?』を読む
あとがき