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NEWS12月9日の田中富広前会長 記者会見の声明文を掲載しました
プレスリリース
世界平和統一家庭連合
広報渉外局
今年11月21日、東京高裁における解散命令申立事件の最終主張書面提出が終わりました。当法人ではこれを一つの区切りとして、責任役員会の承認のもと、法人会長の交代を決定しました。
この度の会長辞任の経緯と今後の展望についてご説明させていただくため、本日2025年12月9日に記者会見を開催しました。
本日の記者会見から、田中富広前会長の声明文を抜粋して掲載します。
私、田中富広は、本日をもちまして家庭連合の会長職を辞することを、責任役員会の承諾のうえ、ご報告申し上げます。
今回の決断には、三つの大きな理由があります。
第一に、継続して社会をお騒がせしてきたこと、そして今なお被害を訴える方々がいらっしゃることに対する道義的な立場です。私たちの活動が一部の方々に深いご心痛を与えたことは、決して軽視できません。会長として、その責任を真摯に受け止め、社会からの信頼回復に向けた一歩を踏み出すため、辞任を決意いたしました。改めてお詫びさせていただきます。申し訳ありませんでした。
第二に、現在進行している高裁での抗告審の審議がすべて終了し、決定を待つ段階に入ったことです。この節目において、組織としての新しい方向性とビジョンを早期に示すためにも、私自身が職を退くことが最も適切であると判断いたしました。
第三に、安倍晋三元首相暗殺事件以降、教団改革推進本部を設置し改革を進めてきた結果、次世代の指導者を迎える環境が整ったと判断したからです。2009年のコンプライアンス宣言以降、トラブルは激減しました。そして、銃撃事件以降この数年間、さらなる献金の透明性の向上、ガバナンスの強化、社会への見える化と対話を重視する改革を進めてまいりました。その取り組みが安定してきた今、二世のリーダーにバトンを渡すことが、組織の未来にとって最良の選択だと確信しております。
今後は、堀正一新会長を中心とした新役員体制のもと、家庭連合が社会に貢献し、信頼される存在へと成長していくことを心から願っております。
私自身は、一会員として、また一人の人間として、教団と社会に貢献できる道を模索し続けてまいります。
最後に、これまで私を支えてくださった皆さま、そして改革に協力してくださった関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。今後も変わることなく新生した教団へのご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。
今回の決断が、より良い未来への第一歩となることを願い、ここに辞任のご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
家庭連合公式YouTubeチャンネル
2025年12月9日 世界平和統一家庭連合記者会見 田中富広前会長声明文