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NEWS櫻井義秀氏の著書に関する反論文を掲載
プレスリリース
世界平和統一家庭連合
広報局
テレビなどのメディアで“有識者”として当法人に批判的なコメントを頻繁に寄せている一人に櫻井義秀氏(北海道大学大学院文学研究院教授)がいます。櫻井氏が著述した「統一教会 ― 性・カネ・恨から実像に迫る」(中公新書)が2023年3月25日に出版されました。ここに書かれている内容は、偏見に満ちたものであり、学者らしからぬ“事実誤認”や“虚偽”を数多く含むものでした。当法人教理研究院より、本書に対する反論文が作成されましたので、公開いたします。
反論文は豊富な資料に基づいた内容であり、53ページ(資料含めず)に及ぶ膨大な内容になっています。巷間で流布している当法人に対する様々な偏見や虚偽に対しても回答する内容になっているので、参考にしていただければ幸いです。
櫻井義秀著『統一教会 ― 性・カネ・恨(ハン)から実像に迫る』(中公新書)に対する反論―― 存在しない〝血分け〟〝六マリア〟を断定的に述べる櫻井氏の欺瞞(PDF)
また、Webサイト「True Parents 真の父母様を中心に一つになろう」(リンク)でも公開しています。
以下に、反論文の一部を抜粋して紹介します。
・櫻井義秀氏の人物像
「魚谷氏が指摘するように、櫻井氏と中西氏は、当初、学者として家庭連合(旧統一教会)に対し中立・公平な立場から、偏見や先入観を持たずに研究していた学者であったといえる。ところが、櫻井氏は、札幌・青春を返せ裁判で、自分の論文が家庭連合側によって使用されたことを契機に、反対派弁護士および元ジャーナリストの藤田庄市氏から「統一教会の犠牲者たちをうしろから切りつける役割をあんたはやったんだよ」という手厳しいバッシングを受けて豹変したのである。」(3ページ)
・拉致監禁の人権侵害を無視
「拉致監禁による強制脱会説得は、脱会カウンセラーらの指導方針に基づいて行われており、青春を返せ裁判における「180名のうち数名を除いた殆どの原告が拉致監禁され脱会した信者」という事実があるにもかかわらず(注、札幌・青春を返せ裁判の場合86%)、櫻井氏は、著書において〝拉致監禁〟にまったく触れず、それを黙認しているのである。櫻井氏は、専攻が「宗教社会学」である。ならば、もっとも重要な「信教の自由」が侵害されているこの〝拉致監禁問題〟についてこそ、著書で触れるべきであろう。それをしないのは、宗教社会学者として〝失格〟であると言わざるを得ない。
拉致監禁されていた事実を認めているのは、現役の家庭連合信者ではなく、青春を返せ裁判の原告である元信者なのである。」(14,15ページ)
・元信者の偏った証言のみを収集
「魚谷氏が指摘するように、櫻井氏の研究方法は、現役の信者の実態を一切尊重することなく、強制的脱会説得によって脱会した元信者の偏った証言のみに基づいており、そこには〝公平さ〟がなく、極めて閉鎖された環境で成されているものだと言わざるを得ない。これは、どこまでも閉鎖された一見解に過ぎず、公平で幅広い視野をもって研究すべき宗教社会学者としては、実に恥ずかしい研究態度ではないだろうか。」(16ページ)
・「マインド・コントロール論」に対する態度が変節
「さて、かつて札幌裁判で被告・家庭連合側から提出された論文では、櫻井氏はマインド・コントロールについて批判的な見解を述べていた。ところが、(中略)かつての西田氏のマインド・コントロール論に対する批判的見解とは違って、この著書では結論を出すことをあえて放棄している。結論を出さずに曖昧にしているのは、以前書いた論文とは根本的に異なる態度と言わざるを得ない。この〝変節ぶり〟は、学者としての威信を失う内容ではなかろうか。あえて結論を述べないのは、学者として卑怯である。結論を出さないのは、かつて「全国弁連」の弁護士やジャーナリストからバッシングを受けたため、再びバッシングされることを恐れて自己保身し、反対派の〝御用学者〟に成り下がっているからだと考えざるを得ない。」(16ページ)
・文鮮明師が〝反日思想〟で信者を支配しているとの虚偽を無根拠に主張
「事実、櫻井氏の上記の批判は、文鮮明師の言葉や韓鶴子総裁の具体的な言葉の根拠を挙げることなく、何の裏付けもしていない(注、著書『統一教会』全体を読んでも、根拠を示していない)。実際、韓国の贖罪のために献金を捧げなさいと語った言葉は存在せず、また、そのために海外宣教をしなさいと語った言葉も存在しない。今日に至るまで、長きにわたって家庭連合を批判してきた反対派は、文鮮明師や韓鶴子総裁のこのような言葉を提示したことが一度もない。事実は、むしろ反対派が批判する言葉と〝真逆〟であり、文鮮明師は次のように語っている。
(中略)
このように、過去の悲しみや怨讐さえも超え、世界を愛し、世界のために涙を流して生きるべきという主旨の文鮮明師の言葉や、韓鶴子総裁の言葉は数限りなくある。櫻井氏が言うような〝反日思想〟的な言葉は存在しないのである。これが〝真実〟である。」(21,22ページ)
・虚偽に基づく著書
「櫻井氏の著書『統一教会』は、家庭連合に存在していない〝虚偽の内容〟(恨や贖罪意識など)に基づいて書かれているに過ぎない。彼は、サブタイトルに「性・カネ・恨(ハン)から実像に迫る」と銘打っているが、その著書を読めば読むほどに、その内容は〝虚像に迫っている〟と断言せざるを得ないものである。」(52ページ)
以上