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NEWSウィーンで“平和と家庭のフェスティバル”
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世界40カ国から1万2000人が参加
「平和は私から始まる(Peace Starts with Me)」をメインテーマに4月29日午後3時(日本時間同日午後10時)から、オーストリアの首都ウィーン市内の会場で、平和と家庭のフェスティバルが盛大に開催され、ヨーロッパと中東を中心に世界40カ国以上から宗教指導者や平和大使、祝福家庭など約1万2000人が集まりました。
大会は、まず主催者を代表し、エリザベス・クック・オーストリア家庭連合会長とマイケル・バルコム・ヨーロッパ圏域総会長が今大会の趣旨と目的について説明。その中でバルコム総会長は「一人が『平和は私から始まる』と言えば、それが始まりです。もし10人、100人、あるいは1万人の人々が一斉に『平和は私から始まる』と言えば奇跡が起きます」と述べ、「神様も夢に見てきた平和が実現する時がやって来たと信じています。今年の冬はとても厳しかったですが、それでも春はやって来ました。同様に、戦争の時代は終わり、平和の時代が始まろうとしているのです」と強調しました。
歌やダンスなどの文化公演に続いて、世界平和実現のため生涯を捧げてこられた文鮮明・韓鶴子総裁ご夫妻の歩みと業績をまとめた映像が上映されました。
続いて、オーストリアのヴェルナー・ファスラベント元国防相が登壇し、「国防相を10年にわたって務めた経験から、平和をつくるのはとても難しく、それを壊すのはとても簡単であると知りました。平和をつくるためにはまず自らを主管し、その基盤の上に平和な社会を築いていくという文鮮明・韓鶴子総裁の言葉をいつも思い出します」と語り、韓総裁を紹介しました。
会場の盛大な拍手に迎えられ、韓総裁がステージに登場し、平和のメッセージを語られました。
その中で韓総裁は、キリスト教が誕生し、ヨーロッパを経て世界に伝播されていった歴史を振り返ながら、「イギリスを中心とした国々がキリストの名によって世界に出て行き、大西洋文明圏を開きました。しかし、キリストの本質を知らなかった彼らは、利己主義、自国の利益を優先することによって、結局のところ、本来の天の意図とは異なり、真の愛を与えていく運動ではなく奪っていく文化として終わってしまいました」と指摘。
そのうえで、韓総裁は「外的に見れば、産業革命以降、ヨーロッパは近代文明の科学の発達により、人類に様々な恩恵をもたらしました。しかしこれ以上、そのような繁栄を許すことができないような問題がたくさん起こってきました。さらに続けていくならば人間の命はもちろん、地球の未来も保障できないような心配をせざるを得ない時点に至っているのも事実です。人間の力では限界に至ったのです。本来、人間は宇宙の主人であられる創造主、神様がどんな方なのかを知らなければなりません。神様を知ることによってこそ、すべての問題が解決されるのです」と訴えられました。
韓総裁が退場されたあと、改めて文化公演が行われ、国境や宗教の違いを超え、参加者たちは文化を通して心を一つにする時間を過ごしました。