コラム

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家庭の目的を持ちましょう

家庭力アップ講座
多田聡夫(家庭問題研究家)

「人生」や「家庭」は、あたかも飛行機の旅のようです。しっかりと目的地さえ定まっていれば、多少の天候不良やアクシデントが起こっても、飛行航路を軌道修正しながら飛ぶことができます。飛行機の旅のように、家庭生活も目的地をはっきりさせることで様々な試練や壁を乗り越えて、理想家庭を叶えることができるのです。

皆さんは、家族または夫婦で、どんな家庭を作りたいかを話しあったことがありますか? 日本では、家族で目的を決めるとか、どんな家族を目的にしようかと話し合う習慣はあまりないような気がします。各地で行う講座の中で、「家族の目的を話し合ったことのある家庭は手を挙げてください」と聞いてみると、1割、多くても2割の方しか手を挙げません。

 

統一原理の教えである原理講論によると、

「神が被造世界を創造なさった目的は、人間をはじめ、全ての被造物が、神を中心として四位基台を完成し、三大祝福のみ言を成就して、天国を作ることにより、善の目的が完成されるのを見て、喜び、楽しまれるところにあった」(P64~65)

と書かれています。

 

私たちの場合は、家庭の中に「天国を作って」「喜び楽しむこと」ができる関係を作り上げることが目的になります。つまり、本来家庭には目的があるのです。

 

ただ、現実は日常の中で、家庭生活をなんとなく過ごしていってしまうことが多いのではないでしょうか。そのままでは、気がついたら子どもが大きくなっていて、気持ちも分からず心も通じず、子どもを助けてあげることもできなくなってしまうかもしれません。過ぎ去っていく時間をしっかりと押しとどめて、私たちの心の中に、家族の種をしっかりと植え付けていく必要があります。家族という種が心の中にあったとしても、その根も出ず、芽も出ず、花も咲かなければ、なんと悲しいことでしょうか。水を与えることで植物が根を張り、芽が出て、花が咲き、実が実るように、家族の絆がしっかりと実るように、愛という水と肥料を蒔く必要があるのです。

 

そうすれば、しだいに家庭という眼鏡ですべてを見つめることができるようになっていきます。家庭のような国家、家庭のような組織、家庭のような地域の絆等…。家庭という眼鏡ですべてを見つめることができるようになれば、私たちの環境に大きな変化をもたらすことができるようになるでしょう。しかし現実は、心に家庭という種を植えたことすら忘れてしまっていることが多いのではないでしょうか。また、家庭という種に水も肥料も与えず、そのままにしていることが多いのではないでしょうか。鏡ですべてを見つめることができるようになれば、私たちの環境に大きな変化をもたらすことができるようになるでしょう。しかし現実は、心に家庭という種を植えたことすら忘れてしまっていることが多いのではないでしょうか。また、家庭という種に水も肥料も与えず、そのままにしていることが多いのではないでしょうか。

 

 

私たちの家庭はいったいどんな家庭を目指すのか、ぜひ一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

「人生」や「家庭」は、あたかも飛行機の旅のようです。飛行機は、風や雨や乱気流を受けても、しっかりと目的地を目指している限り、飛行航路を軌道修正しながら飛ぶことができます。それも、上空まで行ってから多数決で目的地を決めるのではなく、乗る時からすでに目的地に従って飛行機を選ぶようにしているのです。ですから、私たちの家庭においても、飛行機の旅のように、目的地をはっきりさせることで様々な試練や壁を乗り越えていけるようになるのです。

 

この講座で私たちが目指しているのは、美しい心情文化があふれる家庭です。心情文化は、家族が一緒にいることを心から喜ぶことのできる文化です。家庭が思いやりと感謝にあふれ、家族同士が信頼関係でしっかりと築かれている家庭こそが、私たちの目指す心情文化のあふれる家庭です。

 

家族や夫婦で、どんな家庭にしたいのかを話し合ってみましょう。そして、話し合った結果を記録し、家庭の中のよく目立つところに貼っておき、いつも確認できるようにしておくとよいでしょう。それが皆さんの家庭を目的地まで導いてくれる、幸せな家庭への地図となるのです。