幸せな結婚のために
For a happy marriageなぜ結婚するの?
昔は適齢期になれば結婚するのが当たり前で、いつまでも結婚しないと周りから奇妙な目で見られる風潮がありました。それが今では、男女問わず一生独身ということも決して珍しくなくなっています。今や、結婚も「一つの選択肢」であり、「結婚するかしないかはその人の価値観次第」という風潮もあります。
しかし、よく考えてみれば人はなぜ結婚するのでしょうか?
「安心感を得たいため」と答える人もいれば、「子どもがほしいから」という人もいるでしょう。あるいは、「社会的信用を得るため」「経済的な理由」「精神的な支え」など、人それぞれその理由は違うでしょう。
人生にとって最も大きなイベントと言えるのが結婚なのにもかかわらず、「なぜ結婚しないといけないのか」については深く考えてこなかったのではないでしょうか。
ここでは、「人はなぜ結婚するのか」「結婚は本当に必要なのか」という観点から、世界平和統一家庭連合の結婚観を紹介していきたいと思います。
この世に男女がいる理由
なぜ人間には男性と女性がいるのでしょうか?
家庭連合では、「神様は人が互いに愛し合う世界を創りたいと思われ、男性と女性とを創られた」と考えています。つまり、この世に男性と女性がいるのは、お互いに愛し合うためなのです。
もし、神様が、人がひとりで何でもできるように創造されたとしたら、あえて人間を男性と女性の二性に分ける必要はなかったでしょう。
神様は男性と女性を違うように創造され、男性には女性が、女性には男性が必要であり、二人が愛しあい、協力しあって初めて完全になることができるように創造されたのです。
ここに神様の創造の神秘があるのです。
男性と女性の違い
男性と女性は生まれつき違っています。そして、その違いのゆえに男性には男性としての価値があり、女性には女性としての価値があるのです。
つまり、男性と女性は違っていますが、価値は同じなのです。
男性の価値は女性がいなければ発揮されず、女性の価値も男性がいなければ存在しません。互いの存在が、互いに価値を与えているのです。男女はお互いを「補いあう」べく、あえて「違うように」創られたのです。
結婚は男女の出会い
さて、そのような違いを持った男女が出合うのが結婚です。
聖書には、「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された」と書かれています。つまり、男性と女性が一つになることで、初めて“神のかたち”に似るというのです。
家庭連合では、男性も女性も一人では半分に過ぎないと考えます。男性と女性は、それぞれ神の半分の性稟を分け持った存在であり、そのような違った性稟をもった男性と女性が愛し合い、協力し合い、一つとなることで、本当に幸せになることができるのです。