家庭連合の教義
Divine Principle1. 創造原理
神様とはどんな存在なのか、そして人間や世界がなぜ生まれたのかという理由が明らかにされているのが創造原理です。神様が人間を創造された目的は、息子・娘である人間に喜びと幸福の根源である“真の愛”を相続させるためでした。
そして、息子・娘である人間が真の愛によって結ばれ、喜びと幸福の中で生きる姿を見ることによって、神様御自身も喜ばれようとされたのです。
喜びや愛は、決して一人では成すことができません。神様の愛の理想を実現するために、愛する対象として造られたのが、まさに私たち人間なのです。
創造原理では、そのような神様の創造目的(人間の人生の目的)を明らかにし、かつ宇宙を貫いている発展と調和の法則や霊界の実相などを明らかにしています。
2. 堕落論
愛と善の理想体として創造された人間であるにもかかわらず、現実の世界には個人から家庭、世界に至るまで争いと不幸が絶えません。
それは一体どうしてでしょうか?
このような悲惨な姿は、人間が神様の願われた本来の位置と状態を失ったために生じたものです。それは人間が堕落によって、神様の真の愛を喪失してしまったことを意味します。 堕落論では、「なぜ神様がいるのに世界は平和にならないのか?」「なぜ人間は不幸から逃れることができないのか?」
そして「この世界にはびこる罪と悪の原因は何か?」を明らかにしています。
3. 復帰原理
このような悲惨な姿に陥ってしまった人間を、神様は決して見捨てたわけではありません。神様は愛する子女を取り戻すため、今日まで長い歴史をかけて救援の摂理を行ってこられました。それはまさしく、人類が神様の真の愛を取り戻し、再び神様を中心とした理想世界を築いてゆく過程にほかなりません。
その神様の救いの計画と努力は、旧約・新約聖書をはじめとする人類の歴史の中に綿々と綴られています。しかし、その多くは比喩や暗号で書かれており、特別な法則に照らして解かない限り理解することができません。
復帰原理では、「人はどうしたら救いを受けることできるのか?」「聖書の中に隠された救いの原則とは?」そして「歴史の中に綴られた神様の計画と意図は何か?」を明らかにしています。