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結婚相手はアフリカ人、ベナンは地球のどこにある?

カミー ジョンソンさん・上村友美さん家庭(後編)

前回に引き続き、西アフリカ・ベナン共和国出身の夫:Camille Johnson・カミー ジョンソン(50才)さんと妻:上村友美・カミムラトモミ(48才)さんのオンラインインタビューの後編をお届けします。

 

 

■ そんなカン違いが、なん十年も!?

:日本で生活を始めても、困ったことがきっとありましたよね。

 

:やはり、言葉の問題です。コミュニケーションが取れないことで、すごく遠回りしていました。何年も経ってから、

「あの時こういうことを言いたかったんだな」

と分かることがあります。今になれば笑い話なのですが・・・

家庭を持ってすぐのこと。私は家でよく聖歌を歌っていたんですが、夫から「歌が下手だ」

と言われたんです。

「えー! 歌にはすごく自信があったのに、なぜ下手って言われなきゃいけないんだろう」

とションボリして。それで、彼の前では歌わないようにして来たんです。
でも、今年、ふとその話しになったら「違うよ、そんなことは言ってないよー! 日本語が下手で、表現し切れてなかっただけだよ」って夫が言いまして。

それじゃあ「歌ってこなかった数年間ってなんだったの!」って。笑

:奥様の歌は上手ですか?

 

:すごく上手!!

:笑

:本当に歌上手よ、いま!笑


:数々のご苦労があったのですねえ。子育てについては、どうでしたか?

 

:夫は、お父さんが政治のことで家にいなかったので、お父さんと遊んだ思い出がないんです。それで、自分が子供とどうやって遊んであげたらいいか分からないみたいです。

くすぐってあげたらいいよ、とか、お馬さんになって乗せてあげたら? とか。夫婦で相談しながらやってます。

 

:ベナンでは、うちは10人兄弟姉妹で僕は8番目だった。お父さんは8才の時に政治のことで家を出たし、お母さんも早く亡くなったし。兄弟姉妹もまだ小さいし、いろんなことに精一杯だったんだ。

 

■ 子供たちとベナン共和国

:4人のお子さんには、お父さんの国をどんなふうに紹介されていますか?

 

:今は、テレビでアフリカやベナンがよく出てくるから、説明しやすい。「いいところだよ」と教えていますよ。

それよりも「パパとママはなんで結婚したの」とか、自分の肌の色がパパの色でもない、ママの色でもない、中間色だから「なんで!?」なんて言ってましたけど・・・。最近は段々に分かってきているみたいです。

:ベナンは、青年宣教師が一番活躍できた場所、成功している国ですよね。お二人から見て、どう見えていますか?

 

:すごいと思います。頑張っている。

日本から行っている人は、すごく頑張っている。

気温も、日本に比べるとすごく暑い。日本人が1ヶ月、2ヶ月もあの暑さの中にいて、食べ物も違うし。そんなことができる日本人はすごく強いと思う。

私が、日本に来た時、15度の温度は低すぎて「寒くて死ぬ」と思った。帽子も手袋もジャンバーも靴下も2枚ずつ着た。何年か日本で暮らした私がベナンに帰ると、暑くてキツイなあと思うんだもの。日本人はもっとキツイでしょ。

 

:青年宣教師たちがYouTubeに動画を上げてくれていたので、子供たちにも見せていました。エンターテイメント性のあるものを上げてくれていたので、子供たちにも見せやすかった。

サントメ・プリンシペに韓鶴子総裁がこられる時には、彼らもそちらに行っていて、希望的だなあとすごく嬉しかったです。

夫も、子供もアフリカの血を引いているわけで、今「アフリカ」と言われるとすごく心が惹かれます。そのアフリカに2世の青年たちが行っているとなると動画もチェックするし、彼らがサントメ・プリンシペで韓鶴子総裁に侍る姿は、完全に家族を、自分の子供を見る気持ちになっていました。

 

:そうですよねえ。お母様をお迎えして、ここ1、2年はアフリカが摂理の中心だと言わんばかりです。そのアフリカでの先輩方の苦労を受け継いで、青年たちがアフリカで活躍しているのを見ると、本当に素晴らしいと思いますね。

 

:優秀な青年が行ってくれているようで、私たちにはない発想でいろんなことに取り組んでいるのを見て、ものすごく希望を感じました。

■ やりたいことは世界平和のために

:最も遠い国と国の男女が出会うところに優秀な子が生まれるんだとか、いろいろな分野で1番を取りなさいと、期待されている子供たちですが、今、どんな事を語りかけながら育てておられますか?

 

:子供4人はまさに四者四様葉で、それぞれに個性がありますね。持っている力が全然違うことを実感します。
こうしてあげたい、こうなって欲しいと思っているのですが、その願いの足枷になっているのが私自身信なのではないか!? と、思うこともあります。

子供たちには

「あなた達がやりたいと思うことは、世界平和のために神様のためにやるんだよ」

と、言って来ています。

得意なことはそれぞれ違いますが、子供に「なんのためにそれをやるの?」と聞きます。「世界平和のためって言わせたいんでしょ」と言いますけど。笑
でも、分かってくれているなと感じています。

力を入れてあげた分だけ、そこに反応して、持っている以上の力を出せるのが2世なんだなと思うことも多く、感受性とか、持っている潜在能力を伸ばしてあげるにはどうすれば良いのだろうと、相談しながら、悩んでいる最中です。

 

:子供達はもちろん、神様の子供なんでしょう。我々よりもっと神様に近づいて欲しい。そのために勉強も頑張って欲しいし、教育もしていく。

だけど、今の子供達には、我々がしてもらった教育では合わないと感じることも多い。時代が違ってきていることを感じる。自分が習ってきたことを教えているけれど、それと共に、友人とか周りの環境もよく観察して、バランスをとって自分の道を開拓してくれることを願っている。

■ 神様のことを全部知って選んだ道だから

:特別な祝福、特別な結婚。祝福でなければ出会うことのない二人を神様が結んだ奇跡のような結婚ですが、日々の生活で起こってくる問題、偏見、お子さんへの風当たり。どのようにお子さんに声がけをしておられますか?

 

:職場で、夫が、いろいろな差別を受けているなというのは感じます。もちろん、言葉が足らずに誤解を招いていることもあると思いますが。今まで世界の歴史の中で黒人を下に見てきた時代が長かったので、今の日本でも、下に見ることがあるんだろうなと感じます。そして、夫がそれを忍耐して生きていることを感じます。

子供も、肌の色とか髪の毛のこととか。学校では子供同士なので、友人が「なぜ違うのか?」とストレートに聞いてくることがあります。いろいろと友人が悪ふざけで言ってくることで傷ついて帰ってくることはあります。

 

:いろいろと怒りたくなるようなこともあるけれど・・・この結婚は、ただの結婚ではない。ただ結婚したわけではない。絶対意味があると思っている。
祝福を受けた時も、私の父が「凄いね」と言って、とても喜んでくれた。私の兄弟姉妹が9人結婚している中で、違う人種の人と結婚しているのは私だけ。他は皆アフリカの人どうしの結婚。信仰(霊)の親である兄も祝福を受けてドイツにいるけれど相手はアフリカの人。私がここにいるのには意味がある。だから、何があっても頑張っていく。

私の時代はいろいろな内容を勉強しないと祝福は受けられなかった。何かあっても、神様、御父母様のことを全部知って、自分で選んだ道だから。自分が行きたいと思って選んだ道だから、人間のことの、ああだこうだでやめたりはしない。

自分が教えてもらった内容を、子供達にも教えたいけど、子供自身が嫌だというなら・・・。この子供達はただ自分勝手に結婚して生まれた子供ではない。霊的に見ると私たちより高いのだと思う。だから、強く言っても「いらない」と言うなら子供の自由にしてもいいかなと思う。自由にと言いつつも、ちょこちょこと、そばでささやいてね。笑

:夫は、すごく信仰が篤い人だなと感じます。歴史的に神様に祈ってきたベースがある人なんだなと、共に生活をする中で感じています。
共に生活を重ねるほどに信仰が篤いなと感じていて、それが子供達にも伝わっているなと感じています。

時々、「こういうことを言われた」と私に言ってくる子もいるんですけど、グッと堪えて我慢しているなとすごく感じます。一方で、神様の子供なんだよということもすごくよくわかっていると感じて・・・。
お父さんの姿を見て、乗り越えてるなと感じます。我慢強いです。
私が我慢強くないので・・・痛いくらいに我慢強いです・・・。
(妻の友美さん、涙で言葉がつまる)

 

:ありがとうございます! 間違いなく、素晴らしい子供達に成長してくれることでしょう。
今日は長い時間ありがとうございました。

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